登録販売者からバイヤーに抜擢。
入社から約4年間、店舗の登録販売者として勤務し主に化粧品コーナーを担当していた私にとって、入社5年目に大きな転機が訪れました。会社が人材配置の方針を大きく転換し、ステップアップを希望する社員をバイヤーとして登用することになったのです。当時は店長やブロック長といったマネジメント職を経験した社員が商品部のバイヤーとして登用されるのが通例でした。店長経験もない私が担えるポジションなのか不安もありましたが、憧れでもあったバイヤーにチャレンジできるチャンスを逃したくないと手を挙げ、登用が決まりました。
バイヤーとしての担当も化粧品で、なかでもマスカラやアイメイクなどの“色モノ”の仕入れを主に担当していました。各地に200店舗以上を展開するトモズ全店に並ぶ商品の仕入れとなりますから、動く金額はときに億単位。念願のバイヤーとなったものの、責任がズシリと重くのしかかります。お客様のニーズは何か、そしてどんな商品を仕入れるべきか、どんな風に店舗展開すべきか。結果を出せるよう、日々試行錯誤を繰り返していました。