薬剤師として大切な資質。
就職活動の当初は病院の薬剤師を目指していましたが、健康意識が高まる社会で「未病・予防」に取り組むセルフメディケーションの必要性を強く感じるようになり、これからの薬剤師は調剤にとどまらず、OTC医薬品の知識もバランスよく身につけるべきだと考えるようになりました。そこで、就職活動ではドラッグストアを中心に志望。薬剤師本来の姿として「医療を提供する」ことに重きを置くトモズの方針に共感するとともに、業務に集中できる体制を整えた有言実行の姿勢にも魅力を感じて入社を決めました。
配属当初は、レセプト入力、薬の束ね方、保険点数の算定方法など、基礎的な業務を一から学び、薬剤師免許取得後からは患者様と接する服薬指導などがスタートしました。そこでまず痛感したことは、コミュニケーションの大切さです。患者様にとって頼れる存在になれるよう、私たちは薬のプロとして様々な知識を学び続けます。しかし、その学びも患者様に伝わらなければ意味がありません。例えば、先発医薬品の在庫が無い際にジェネリックの提供を患者様に相談した際、私の伝え方が至らず理解いただけるまでに時間がかかってしまいました。振り返って感じたことは、患者様の「なぜ?」に耳を傾ける大切さ。一つひとつの疑問に向き合っていけば、ほとんどの場合は納得いただけることに気が付きました。きめ細やかに患者様と対話する姿勢こそ、薬剤師にとって必要な資質。そう理解できたことは、貴重な経験でした。